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マシンビジョンシステム設計の手引:カメラ/プロセッサ選択のポイントを解き明かす(5/5 ページ)
製造ラインでの検査システムをはじめ、車の自動走行システム、監視カメラシステムなど、マシンビジョンシステムの応用範囲が広がりつつある。こうしたシステムの設計において重要となるのが、その主たる構成要素であるカメラ、プロセッサを正しく選択することだ。
マシンビジョンシステムの可能性
最後に、アルゴリズムを効率的に実現するソフトウエアについても簡単に触れておく。幸い、性能が高度に最適化された画像処理用の共通関数ライブラリが、プロセッサメーカーからもソフトウエアメーカーからも提供され、広く普及している。表1に、ソフトウエアで提供される重要な画像処理関数と、マシンビジョンシステムにおけるその用途をまとめておく。
このようなソフトウエアと高性能なデジタルカメラが提供され、処理能力が限りなく向上していくことから、マシンビジョンシステムは、高度な技術と専門的なプログラミングを要する特殊機能というわけではなくなっている。
マシンビジョンシステムによって得られる物体の形状、サイズ、色や位置などの情報は、システムの動作を決定する上で重要なものである。マシンビジョンシステムは、今後さまざまな制御アプリケーションに幅広く利用されるようになるだろう。
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