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ビデオ配信技術最前線家庭内ネットワークを利用した(2/3 ページ)

民生電子機器メーカーや主要サービスプロバイダは、家庭内ネットワークを使ったビデオ配信に取り組んでいる。しかし、これを広く普及させるにはネットワークの帯域幅、レイテンシ、信号障害などの課題を解決する必要がある。

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HDTVが普及を後押し

 HDTV(高品位テレビ)も家庭内ネットワークの需要増加に貢献している。高解像度であるということは、その映像を供給できるだけの高速データストリームが必要なことを意味するからだ。システムが共有DVR、IPTV、あるいはその両方であるかどうかにかかわらず、各HDTVストリームには家庭内ネットワーク上で、絶えず10メガビット/秒以上のデータレートに対応可能な帯域幅が必要となる。さらに、映像信号の場合はリアルタイムでデータを配信しなくてはならないことも忘れてはならない。各テレビに接続されたSTBがデコード処理を行う際、数秒以上のストリーミング映像をバッファすることはない。ストリーム配信で遅延が生じれば、STBは映像を正しくテレビに送信することができなくなってしまう。

 家庭内ネットワークの利用者は、映像が見られなくなる可能性があることに気付いてはいない。例えば、信号の減衰によってWi-Fiネットワークはパケットを再送信することがある。インターネットサーフィンの場合であれば、ページをダウンロードする時間がわずかに長くなるだけだ。それが映像になると、パケットが消失することは、映像が中断されることを意味する。従って、家庭内ビデオネットワークには、複数のビデオストリームの配信と、パケットフローの干渉を最小限に抑えるQoS(quality of service)条件の送信に対応可能な帯域幅が必要となる。

 それぞれに異なる家庭内ネットワーク技術を提案している企業らは、ビデオにかかわる問題に最も早く対処できたところが将来にわたって消費者の心をつかむと信じて、ビデオ配信への取り組みを積極的に進めている。その取り組みの中にはデータレートの向上とQoSネットワークレイヤーの開発も含まれている。

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