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【人とくるま展】TDKの車載用トランスポンダコイル、小型化とアンテナ感度の向上を実現

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 TDKは、『人とくるまのテクノロジー展2011』(2011年5月18日〜20日)において、車載用トランスポンダコイルの新製品「TPL802727シリーズ」を参考展示した(写真1)。タイヤ空気圧センサー(TPMS)、パッシブキーレスエントリー、イモビライザなど、LF帯(周波数125kHz)の通信波を用いる車載システムの用途に向ける。


写真1 TDKの「TPL802727シリーズ」
写真1 TDKの「TPL802727シリーズ」 

 TPL802727シリーズは、内部構造と製造プロセスを工夫することによって、同社の従来品と比べて、小型化とアンテナ感度の向上が図れることを特徴としている。外形寸法は長さ8mm×幅3mm×高さ2.9mm。これに対して、従来品では、長さが11mmだった。また、インダクタンスについては、従来品が最大7.2mHだったところを、約2.5倍となる18.52mHまで高めた品種も用意している。動作温度範囲は、−40〜125℃となっている。

(朴 尚洙)

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