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富士通セミコンが「Cortex-M3」マイコンに64品種を追加、イーサネットMAC搭載の144MHz動作品など

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図1 「FM3ファミリ」に追加された新品種の位置付け
図1 「FM3ファミリ」に追加された新品種の位置付け  FM3ファミリの4つの製品グループのうち、「ハイパフォーマンスグループ」と「ウルトラローリークグループ」について、合計64品種が追加された。

 富士通セミコンダクターは2011年9月、ARMの32ビットプロセッサコア「Cortex-M3」を採用した汎用マイコン「FM3ファミリ」を拡充し、新たに64品種を追加した(図1)。64品種の内訳は、「ハイパフォーマンスグループ」が54品種、「ウルトラローリークグループ」が10品種である。既にサンプル出荷を開始している。1000個購入時の参考単価は、ハイパフォーマンスグループに属する「MB9BF618TPMC」が780円、ウルトラローリークグループに属する「MB9AF132LPMC」が250円。販売目標は、64品種の合計で200万個/月となっている。

 ハイパフォーマンスグループの新品種「MB9B610/510/410/310/210/110」は、高い処理性能と豊富な周辺機能を追求した製品シリーズである。主な用途は、OA機器や、システム制御機器、インバータ制御機器、サーボモータ機器などの産業用機器となっている。動作周波数を、既存のハイパフォーマンスグループで最も高い品種の1.8倍に相当する144MHzに向上させたことや、業界で初めてイーサネット用MAC層回路を搭載したことなどを特徴とする。

 イーサネット用MAC層回路とUSB2.0インタフェースをそれぞれ2チャネル搭載した品種(MB9B610シリーズ)のほか、CAN(Controller Area Network)インタフェースを2チャネル搭載した品種(MB9B510/MB9B410シリーズ)も用意した。動作周波数が144MHzまで待機時間(ウェイトサイクル)無しで応答する。フラッシュメモリの記録容量は、512Kバイト〜1Mバイト。電源電圧は2.7〜5.5Vである。

 一方のウルトラローリークグループの新品種「MB9A130シリーズ」は、待機時の消費電力の削減を主眼に開発された。デジタル家電や白物家電、OA機器、ヘルスケア機器、センサー端末といった幅広い用途に向ける。

 周辺回路についてブロックごとに電源を遮断する独自のパワーゲーティング機能を搭載することで、待機時の消費電力を抑制した。「待機時の消費電力は業界最小レベルだ。例えば、ディープスタンバイRTC(Real Time Clock)モード時の消費電流は1.2μAと小さい」(同社)。動作周波数は20MHz、フラッシュメモリの記録容量は64Kバイト〜128Kバイト。電源電圧は1.8〜5.5Vである。

(前川 慎光)

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