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携帯基地局向けの可変ゲインアンプ、高い線形性を実現

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 アバゴ・テクノロジーは2011年9月、可変ゲインアンプ「ALM-81224」を発表した。携帯電話基地局の自動利得制御や温度補償回路などの用途に向ける。外形寸法が6.0mm×6.0mm×1.0mmの24端子MCOBで供給される。サンプル出荷、量産出荷ともに開始している。米国市場における1万個購入時の参考単価は6.25米ドル。

 ALM-81224は、1450MHz〜2750MHzの周波数範囲に対応する。デュアルキャリア方式のW-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)信号を入力した場合、ACLR(隣接チャンネル漏れ率)が−65dBcのときに出力が16.5dBmと、高い線形性を実現していることを特徴とする。雑音指数は、利得が最大のときで2dB、最小のときで16dB。ダイナミックレンジは38dB。最大利得は、1485MHzのときに27.0dB、2140MHzのときに23.8dBである。利得は5Vの単一電圧で制御できる。また、入力インピーダンスは50Ωに整合されている。

 その他、P1dB(1dB利得圧縮ポイント)は、1485MHzのときに28.0dBm、2140MHzのときに27.4dBm。OIP3(出力3次インターセプトポイント)は標準で44dBm。静止電流は標準で383mAである。

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