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写真で振り返るCEATEC(番外編)――自動車関連の展示あれこれCEATEC 2011 フォトギャラリー(2/2 ページ)

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コネクタメーカーと「SIM-LEI」の関係

 大手電機メーカーで最も自動車関連の展示に力を入れていたのがパナソニックだ。EV向けソリューションをアピールする自動車のモックアップ以外に、次世代コックピットも公開した。日立製作所は、業務車両向けクラウドサービスを紹介した。他では、シャープのEVスマートパワーコンディショナと、富士通のリチウムイオンキャパシタEVが目立ったくらいで、ソニー、東芝、三菱電機、NECは自動車関連で目立った展示を行っていなかった。電子部品/半導体メーカーでは、Maxim Integrated Productsが三輪EVを展示して気を吐いた。また、日本航空電子はインホイールモーターEV「SIM-LEI」を展示していた。

パナソニックの次世代コックピット
パナソニックの次世代コックピット 運転席前、中央、助手席前に、ディスプレイが総計3台組み込まれている。運転席前のディスプレイはディスプレイメーターとなっており、車載カメラシステムやITS(高度道路交通システム)などと連動した表示を行う。中央のディスプレイはカーナビゲーション用で、スマートフォンの個人情報と連動したルート案内などを行う。右端のディスプレイは、助手席向けのエンターテインメントシステムである。開発を担当したのは同社オートモーティブシステムズ社のeコックピット事業開発室だ。
日立製作所の業務車両向けクラウドサービス「e-trasus」
日立製作所の業務車両向けクラウドサービス「e-trasus」 汎用の車載端末とインターネットを用いて運行管理情報を提供するクラウドサービス。サービス提供は日立ソリューションズが行う。車載端末は「Android」ベースのスマートフォンやタブレット端末を想定している。e-trasus向けの専用アプリは、日立オートモーティブシステムズが開発した。日立ソリューションズからは、展示に用いているオンキヨー製のAndroidタブレットと、専用のクレードルを提供することが可能だ。
「SIM-LEI」に採用された日本航空電子の製品
「SIM-LEI」に採用された日本航空電子の製品 日本航空電子の展示ブース中央に突如出現したSIM-LEI。実は、SIM-LEIには、日本航空電子の製品がいくつか採用されているのだ。主力製品であるコネクタ以外の採用品で注目されたのが、永久磁石モーターの回転制御に不可欠なレゾルバである。同社のレゾルバは、本田技研工業が2011年4月に北米市場で発売した新型のハイブリッド車「Civic Hybrid」にも採用されている。
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