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3.5型カラーLCD搭載の直流電子負荷装置、容量165W/330Wの機種は小型化も実現

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 ニッケテクノシステムは2011年11月、3.5インチのカラー液晶ディスプレイ(LCD)を搭載した直流電子負荷装置「LSAシリーズ」を発表した。負荷容量が165W(電圧150V、電流33A)の「LSA-165」と、同330W(150V、66A)の「LSA-330」、同1000W(150V、200A)の「LSA-1000」の3機種を用意した。標準搭載の外部アナログコントロールに加え、オプションのコントロールボード「IF-80GUR」を追加することで、GPIB(General Purpose Interface Bus)やUSB、RS-232Cといったデジタル通信インタフェースを用いた制御が可能になる。税抜き価格は、LSA-165が20万円、LSA-330が29万円、LSA-1000が54万円、IF-80GURが3万円である。いずれも2012年2月に受注を開始する。初年度販売目標台数は3機種の合計で700台。

 同社によれば、電気自動車やハイブリッド自動車向けの次世代電池技術や低消費電力機器の開発現場から、電池やコンデンサ、組み込み電源、ICなどを評価する際に用いる電子負荷装置の視認性や操作性を高めて欲しいという要望があったという。今回発表したLSAシリーズは、3.5インチのカラー液晶ディスプレイを搭載することにより視認性と操作性が高められている。

 その他の仕様は以下のとおり。定電流、定抵抗、定電力、定電圧の各動作モードを用意した。電流設定分解能は、LSA-165のLレンジ(0〜1.65W)のとき最小10μW。動作範囲を広げるときには、マスター含み最大5台までマスター・スレーブ並列運転させることができる。負荷容量が165Wと330Wの機種は、1/3ラック幅の筐体(きょうたい)を採用するなどして小型化を図った。同2機種の装置容積は、同社従来品と比べて60%となっている。

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