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まず試してみたい!に応える、TEDが環境発電用の評価キットを展示TECHNO-FRONTIER 2012 電源設計

東京エレクトロン デバイス(TED)は、複数のエネルギーハーべスティング(環境発電)用半導体チップや蓄電デバイスを一括して評価できるキットを開発した。2012年末までに提供を開始する予定である。

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 東京エレクトロン デバイス(TED)は、エネルギーハーべスティング(環境発電)技術を採用した機器開発を支援する評価キットを開発し、「TECHNO-FRONTIER 2012(テクノフロンティア2012)」(2012年7月11〜13日、東京ビッグサイト)に出品した。

 「まずは試してみたいという顧客の要望に応え、複数のエネルギーハーべスティング用半導体チップや蓄電デバイスを一括して、お手軽に評価できるキットを用意した」(同社)という。具体的には、発電デバイス(ハーベスタ)の選定や、エネルギーハーべスティング用半導体チップ、蓄電デバイスの評価、システム全体の電力評価に使える他、ハーベスタそのものの開発/評価に使うことも想定している。2012年末までに提供を開始する予定である。

図
東京エレクトロン デバイスが開発したエネルギーハーべスティング用評価キットの概要 (クリックで拡大します)

 評価キットに実装されているのは、Linear Technologyのエネルギーハーべスティング用電源関連ICや、IPS(Infinite Power Solutions)の薄型全固体リチウムイオン二次電池「MEC201-10P」である。電源関連ICとしては、太陽光入力用の昇圧コンバータIC「LTC3105」、圧電発電デバイス用降圧DC-DCコンバータIC「LTC3588-2」、熱電差発電デバイス用の超低電圧入力対応の昇圧コンバータIC「LTC3109」、バッテリー充電IC「LTC4070/71」、出力電流が200mAの昇降圧コンバータIC「LTC3531」を搭載した。

 この他、Linear Technologyが無償提供している回路シミュレーションソフトウェア「LTspice IV」に対応したSPICEモデル(例えば、太陽電池やリチウムイオン電池などのモデル)も用意した。

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