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アラート機能を備えた温度センサーIC:リニアテクノロジー LTC2996
「LTC2996」は、リモートダイオードまたは内部ダイオードの温度を、それぞれ±1℃、±2℃の精度で測定する温度センサーICだ。ユーザーが設定した閾値を超えるとアラートを出す機能を備えている。
リニアテクノロジーは2012年8月、温度センサーIC「LTC2996」を発表した。デスクトップPCやノートPC、サーバ、環境モニターといった用途に向ける。
LTC2996は、リモートダイオードまたは内部ダイオードの温度をアナログ電圧に変換する。測定の精度は、リモートダイオードの温度が±1℃、内部ダイオードの温度が±2℃。ユーザーが閾(しきい)値を設定し、それよりも低温あるいは高温のときにアラートを出す機能を搭載している。また、ノイズや直列抵抗の誤差を除去する機能を搭載している。
LTC2996の電源電圧は2.25〜5.5Vで、消費電流は200μA。1.8Vの電圧リファレンス出力も備えており、外部のA-Dコンバータのリファレンス入力として使用したり、温度の閾値電圧を生成したりすることができる。
LTC2996には、0〜70℃のコマーシャルグレードバージョン、−40〜85℃のインダストリアルグレードバージョン、−40〜125℃の車載グレードバージョンの3種類がある。3.0×3.0mmの10端子DFNで供給され、1000個購入時の参考単価は1.95米ドルから。
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