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マイコンと加速度センサーを1パッケージに、携帯機器の消費電力を低減:STマイクロ LIS331EB iNEMO-A
「LIS331EB iNEMO-A」は、3軸加速度センサーとARMマイコンを1パッケージに搭載している。マイコンを内蔵することで、ホストコントローラとアプリケーションプロセッサの負荷を軽減し、携帯機器の低消費電力化に貢献する。
STマイクロエレクトロニクスは2013年1月、センサーIC「LIS331EB iNEMO-A」を発表した。デジタル出力の3軸加速度センサーと、センサーハブとして機能するマイコンを1パッケージに搭載したもの。パッケージはLGAで、外形寸法は3×3×1mm。スマートフォンやタブレット端末、ウェアラブルセンサーなど、モーション検知が必要な機器の用途に向ける。2013年第2四半期よりサンプル出荷を開始する。1000個購入時の単価は約2.4米ドル。それ以上の大量購入時の単価については要問い合わせ。
マイコンのコアには、低消費電力を特長とするARMの「Cortex-M0」を採用している。マイコンを内蔵したことで、ホストコントローラとアプリケーションプロセッサの負荷を軽減できるという。
LIS331EB iNEMO-Aの加速度の検出範囲は、±2g/±4g/±8g/±16gから選択できる。マイコンは、64Kバイトのフラッシュメモリ、128KバイトのRAM、複数のタイマー、I/Oポート(GPIO/SPI/I2C/UART)を内蔵している。
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