ニュース
動作電圧範囲0.7〜2.75Vの低電圧対応の標準ロジック:NXP AXPファミリ
NXPセミコンダクターズは、0.8Vの低電圧動作に対応した新しいロジック製品ファミリ「AXPファミリ」を発表した。バッテリー駆動時間の延長が求められ、1.2Vを下回るような低電圧動作化が進んでいるスマートフォンやタブレット端末、デジタルカメラなどの用途向けに展開する。
NXPセミコンダクターズは2013年7月、0.8Vの低電圧動作に対応した新しいロジック製品ファミリ「AXPファミリ」を発表した。同社は「業界で最も低い消費電力と最高出力のドライバによって業界最高の動作速度を提供する」としている。2013年7月からサンプル出荷を行う予定で、価格は1000個発注時で1個当たり0.35米ドル、10万個発注時同0.10米ドルとしている。
AXPファミリは、動作電圧範囲が0.7〜2.75Vで「0.8Vの動作電圧向けの仕様を全て備える」(同社)。バッテリー駆動時間の延長が求められ、1.2Vを下回るような低電圧動作化が進んでいるスマートフォンやタブレット端末、デジタルカメラなどの用途向けに展開する。
パッケージはリードレスのMicroPakを採用。異なるロジック機能を設定できる「機能設定ロジック」(Configurable Logic)で、「部品点数やコストを低減し、(デバイスの)認定の手間も省ける上、パッケージのフットプリントの縮小も可能にする」(同社)。
伝達遅延は、電源電圧1.8V時2.9ns。全ての入力端子にシュミットトリガ機能、過電圧トレラントI/0などを備える。出力は、4.5mAバランス出力。動作温度範囲は−40℃〜85℃となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ロジック入出力の盲点
ロジック入出力にはどのような盲点があるのだるか。例えば、オープンコレクタ信号の波形には特有の癖があることだ。過大入力から回路を保護するための直列抵抗にも似たような課題がある。最後に放電抵抗の必要性についても触れる。 - 電子機器の小型化に不可欠なもの
【超入門記事です】今回は、電子機器をコンパクトにする“道具”と、その特性について説明します。 - たった11円でもできる、カンタン電池の仕組み
私たちの生活に欠かすことのできない電池について、そもそも電池とはどのような仕組みでエネルギーを蓄積しているのか、1次電池、2次電池など、種類ごとの説明も交えて分かりやすく解説します。