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65Aまでを直接入力できる、三相モーター向けパワーメーターTECHNO-FRONTIER 2013 テスト/計測

日置電機は、2013年6月に発表したばかりのパワーメーターのデモを「TECHNO-FRONTIER 2013」で披露した。65Aの大電流でも直接入力できるもので、3チャンネルを備えているため、インバータの1次側直流電源と2次側三相出力を1台で同時に測定することが可能だ。

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 日置電機は、「TECHNO-FRONTIER 2013」(2013年7月17〜19日、東京ビッグサイト)において、3チャンネルを備えたパワーメーター「PW3337」を展示した。単相2線から三相4線までを測定できる。

 最大の特徴は、最大65Aの電流を直接入力で測定できる点だ。競合他社品は、40Aまでだという。PW3337は電流の検出にDCCT(Direct Current Current Transformer)方式を用いている。このため、大電流を流すと発熱してしまうシャント抵抗を用いたパワーメーターに比べて、発熱による電流測定の精度悪化を防ぐことができる。なお、オプションのクランプセンサーを使えば、最大5000Aまで入力することが可能だ。

 PW3337は3チャンネルを備えているので、インバータの1次側直流電源と2次側三相出力を1台で同時に測定できる。測定の確度は、±0.15%である。周波数帯域はDCと、0.1Hz〜100kHz。最大8台までを同期することも可能だ。

「PW3337」のデモ。単相2線 100Vの電源からインバータを通して三相3線の電流を生成してモーターを回している。単相2線(1次側)と三相3線(2次側)の電力を測定し、効率を計算する。外形寸法は、幅305mm×高さ132mm×奥行き280mm程度(クリックで拡大)

105チャンネルのデータ集録を無線で制御

 「LR8410」は、Bluetoothを搭載したデータ集録機器だ。電圧と温度を測定できるユニット「LR8510」や、電圧/温度の他、抵抗や湿度を測定できるユニット「LR8511」と組み合わせて使用する。最大7台(1台当たり15チャンネル、計105チャンネル)のユニットを、1台のLR8410で制御できる。日置電機の担当者は、「自動車や電車など、配線が複雑になる場所で力を発揮する」と説明する。Bluetoothの通信距離は、見通しで30mとなっている。


データ集録機器「LR8410」は、必ず測定ユニットと組み合わせて使用する。写真下部がLR8410、上部の2台が測定ユニットである(クリックで拡大)
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