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これは便利! 2端子の発振回路「シリアルオシレータ」Wired,Weird(2/4 ページ)

「シリアルオシレータ」という回路をご存じでしょうか。ご存じない方がほとんどでしょう。それもそのはず、筆者が考案したオリジナルのアイデア回路だから仕方ありません。でも、このシリアルオシレータは、単純な発振回路なんですが、とても使い勝手がいいんです。このまま世の中に知られることなく、埋もれてしまうのはもったいないので、読者の皆さんに紹介します。ぜひ、シリアルオシレータを使ってください!

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100円のLEDライトをシリアルオシレータで点滅動作させる

 図1は100円ショップで販売されているランチャーライトにシリアルオシレータの基板を入れたもので、これでライトを点滅させることができる。図1で基板の上の白くカバーされた電子回路がシリアルオシレータである。基板上に針金も見えるが、これはセンサーであり、ライトのバネ部分の締め込みを深くするとバネが短絡してライトが点灯し、浅くするとシリアルオシレータによりライトが点滅するように動作する。


【図1】参考例=100円ショップで売られているランチャーライトにシリアルオシレータ基板を追加した

 ライトを点滅動作させる効果があるのは、夕方や夜間に散歩する時や自転車に乗る時だ。ライトを点滅させることで周囲から目立ち、衝突事故を防止できる。また連続点灯に比べ消費電力を減らして電池の寿命を長くできる。

夜間の散歩用ライトとして開発

 このライトは5年程前に友人から、“夕方に犬の散歩の時に使う点滅するライトが欲しい”という要望があった。当時は基板を外付けして製作したが、その後いろいろな改良を加えて、2年前に図1の構造に出来上がった。図2にシリアルオシレータの簡単な回路例を紹介する。


【図2】シリアルオシレータの回路例

 図2の左側は電源と負荷で、2つのLEDと2つの抵抗がある。R4はLEDの電流制限抵抗、R5も抵抗であるがこの目的は後述する。シリアルオシレータは特に負荷にはこだわらない。右側の破線で囲んだ部分がシリアルオシレータだ。この回路は2つのトランジスタ(Q1,Q2)、3つの抵抗(R1,R2,R3)、1つのコンデンサ(C1)の合計6個の部品で構成される。組み上げると最終的には2端子の回路ブロックになることが分かる。

ブレッドボードに図2の回路部品を実装してシリアルオシレータを作った。図3に示す。


【図3】ブレッドボードに図2の回路部品を実装して作ったシリアルオシレータ

 図3の左半分が負荷(LED)であり、右半分がシリアルオシレータである。電源は赤のクリップが5V、黒が0Vである。

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