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0.38型でSVGA対応、エプソンの高温ポリシリコンTFTカラー液晶:セイコーエプソン L3F03S-80301C
「L3F03S-80301C」は、0.38型でSVGA解像度(有効画素数800×RGB×600)の高温ポリシリコンTFTカラー液晶パネルである。「ULTIMICRON(アルティミクロン)」シリーズの第4弾となる製品で、ミラーレス一眼カメラや高級コンパクトデジタルカメラなどの電子ビューファインダ用途に向ける。
セイコーエプソンは2014年1月、0.38型でSVGA解像度(有効画素数800×RGB×600)の高温ポリシリコンTFTカラー液晶パネル「L3F03S-80301C」を開発、量産を開始した。「ULTIMICRON(アルティミクロン)」シリーズの第4弾となる製品で、ミラーレス一眼カメラや高級コンパクトデジタルカメラなどの電子ビューファインダ用途に向ける。
L3F03S-80301Cは、カラーフィルタ方式を採用したことで、高速で動く被写体撮影や流し撮りを行う場合でも、カラーブレークアップ(色の残像)現象が発生することはないという。また、表面輝度は680cd/m2と明るいため、日差しの強い日中などでも見やすい高い視認性を確保することができる。
なお、同社はビューファインダ向けのSVGA解像度品をこれまで0.47型で供給してきた。新製品は画素サイズを9.6×9.6μmと狭ピッチにすることで、同じ解像度の製品を0.38型で実現することができた。これにより、画像の精細度を維持したまま、電子ビューファインダ部分の小型化・薄型化が可能となる。
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