連載
マイコンで高輝度LEDを直接光らせる方法はありますか?:Q&Aで学ぶマイコン講座(6)(1/3 ページ)
マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。6回目は、初心者の方からよく質問される「マイコンで高輝度LEDを直接光らせる方法」についてです。
素朴な疑問から技術トラブルなどマイコンユーザーのあらゆる悩みに対し、マイコンメーカーのエンジニアが回答していく連載「Q&Aで学ぶマイコン講座」。
今回は、初級者から多く寄せられる質問です。
マイコンで高輝度LEDを直接光らせる方法はありますか?
マイコンのGPIO(汎用I/O)の中には、大電流ポートと呼ばれるものがあります。その名のごとく大きな電流を流すことができるように作られています。マイコンで直接LEDを駆動できるように設計されたGPIOです。
高輝度LEDを含めてLEDは一般的に数十mAの電流を流す必要があります。そのため、大電流ポートは、1本当たり15mA〜25mAの電流を流すことができます。(最大電流量は、マイコンのデータシートに記載されています。)
さらに、2本、3本と大電流ポートを並列に接続して、同時にコントロールすれば、50mA、75mAの電流を流すことができます。
ただし、マイコンの電源に流すことができる電流値は絶対最大定格で規定されていますので、それ以上の電流を流すことはできません。
大電流ポートを使って、LEDを駆動する回路の例を、図1に示します。図1-aが1本だけ使用した場合。図1-bが2本使用した場合です。
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