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消費電力と専有面積を最大90%削減、PCIeタイミング製品に1.5V品追加IDT 9FGU/9DMU

IDT(Integrated Device Technology)は、PCI Express(PCIe)タイミング製品群に、動作電圧が1.5VのクロックジェネレータIC「9FGU」とクロックマルチプレクサIC「9DMU」を追加した。デジタル一眼レフカメラや多機能プリンタ、車載インフォテインメント機器などの用途に向ける。

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 IDT(Integrated Device Technology)は2014年10月、SoC向けPCI Express(PCIe)タイミング製品群に、動作電圧が1.5VのクロックジェネレータIC「9FGU」とクロックマルチプレクサIC「9DMU」を追加した。デジタル一眼レフカメラや多機能プリンタ、SSD、車載インフォテインメント機器、サーバなどの用途に向ける。

 同社のPCIeタイミング製品は、全てPCIe Gen1/Gen2/Gen3の位相ジッタ要件を満たしている。しかも、新製品は1.5Vで動作するため、3.3Vで動作する一般的なPCIe規格準拠のクロック信号(HCSL)を出力する発振器に比べて、消費電力と基板への実装面積を最大で90%削減することができるという。


1.5V動作のクロックジェネレータIC「9FGU」とクロックマルチプレクサIC「9DMU」の外観

 9FGUは、出力数が2/4/6/8本で、内部終端がある製品とない製品を用意している。このため、フレキシブル端子を選択したり、または100Ω伝送線向けの内蔵型終端を活用して基板占有面積を削減したりすることができる。現行の1.8V 9FGV PCIe G123ファミリとはピン互換となっている。

 9DMUは、出力数が1本または4本で、入力数は2本の構成となっている。外部終端あるいは内蔵された100Ω終端を選択したり、スイッチオーバーモードを選択したりすることができる。ユーザー側で非同期あるいは同期のスイッチングモードを選ぶこともできるという。1.8V動作の9DMVとはピン互換である。

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