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LED照明の設計を簡素化、日本TIの450VリニアコントローラIC日本TI TPS92410

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)の「TPS92410」は、LEDストリングの電流安定化回路の設計を簡素にすることができる450VリニアコントローラICである。

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 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2014年10月、LEDストリングの電流安定化回路の設計を簡素にすることができる450VリニアコントローラIC「TPS92410」を発表した。調光機能を備えたLED照明機器などの用途に向ける。

 TPS92410は、入力電圧範囲が9.5〜450Vと広い。このため、直列に接続した複数のLEDチップを点灯するためのスタンドアロン型電流安定化回路に適している。また、マルチプライヤ回路や、位相調光検出回路、アナログ調光入力、駆動回路の保護機能などを内蔵したことで、LEDチップを駆動/制御するための回路設計が容易になるという。

ラインレギュレーション特性は±3%


TPS92410の外観

 同社のフローティングスイッチ「TPS92411」と組み合わせて用いれば、AC電源で駆動するLED照明機器にも用いることができる。しかも、マルチプライヤ回路を内蔵したことで、ラインレギュレーション特性は±3%で、0.95以上の力率補正を実現することができたという。ドライバとLED回路の保護機能なども備えている。さらに、LEDシャットオフ機能付きのアナログ調光入力ピンを備えており、ローパワーマイコン「MSP430F5172」や、ZigBee対応SoC「CC2530」と組み合わせることで、調光機能を備えた高機能なLED照明機器を容易に実現することが可能となる。

 TPS92410の参考価格は、13端子SOICパッケージ品で1000個購入時の単価が0.65米ドルとなっている。照明エンジン評価モジュールとして「TPS92410EVM-001」と「TPS92410EVM-002」を用意しており、参考価格はそれぞれ99米ドルである。

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