USB3.1コンプライアンス試験ソフト、試験時間を短縮しレポートも自動作成:テレダイン・レクロイ QPHY-USB3.1-Tx-Rx
テレダイン・レクロイ・ジャパンは、USB3.1送信機/受信機コンプライアンス試験パッケージ「QPHY-USB3.1-Tx-Rx」を発表した。同社製デジタルオシロスコープやレシーバトレランステスタと組み合わせることで、USB3.1の物理層試験を短時間で行うことができる。
テレダイン・レクロイ・ジャパンは2015年4月、USB3.1送信機/受信機コンプライアンス試験パッケージ「QPHY-USB3.1-Tx-Rx」を発表した。同社製のデジタルオシロスコープとレシーバトレランステスタを組み合わせることで、USB3.1の物理層試験を短時間で行うことができるという。
QPHY-USB3.1-Tx-Rxは、USB3.1の試験規格に準拠してGen1(5Gビット/秒)およびGen2(10Gビット/秒)で物理層の試験を行うことができるパッケージソフトウェアである。また、接続図の表示やオシロスコープの自動制御、試験レポートの自動作成機能なども備えている。
USB3.1準拠の送信機を試験する場合は、16GHz帯域のデジタルオシロスコープを用いて行う。受信機の試験ではレシーバトレランステスタである「PeRT3」を用いて被測定物を制御し、各種試験に必要な信号パターン送信させて試験を完全自動化することができる。受信機の試験を行う前に、オシロスコープ側からPeRT3の構成を自動で行うことが可能である。デジタルオシロスコープやレシーバトレランステスタとの組み合わせにより、USB3.1準拠の物理層試験を、従来に比べて簡単、かつ短時間で行うことができるようになったという。QPHY-USB3.1-Tx-Rxの価格は114万円である。
テラダイン・レクロイは、USB3.1試験に向けたテストシステムとして、今回発表した測定器/ソフトウェア以外でも、プロトコル試験を行うプロトコルアナライザ「Voyager M310C」や、ケーブル/コネクタ試験用のネットワークアナライザ「SPARQ」なども用意している。
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