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白い雪ならぬ“白いゴミ”が積もった基板――光源機器の修理:Wired, Weird(3/4 ページ)
ハンダ面が真っ白になった直流ランプを内蔵した光源機器の修理依頼があった。白くなった基板は、初めてだ。白い物質を降らせた原因とともに、修理していこう。
ランプ出力の電圧が出ない
治具のボリュームを明るさ調整用のコネクタへ取り付けランプ接続の端子の電圧を測定したがランプ出力の電圧が出てこない。マルチメータで電源制御ICの電源(サブ電源)電圧を測定したら正常に動作しているように見えた。なぜ出力が出ないのか?
オシロスコープを使ってサブ電源の電圧を確認してみると、間欠動作になっていた。電源の制御ICがトランスを駆動するIGBTのゲートに電圧を出力した瞬間にサブ電源の電圧が下がっており、IGBTがトランスを駆動できていなかった。これが2次側に電圧が出力されない原因だ。サブ電源のパスコンを探したら離れた場所に電解コンデンサ配置されていた。図5に示すがサブ電源の電解コンデンサを赤丸で囲んだ。
サブ電源の電解コンデンサC12は一次電圧の整流用の大きなコンデンサとAC電源を整流して発熱するダイオードブリッジの間に挟まれて実装されていた。この場所は周囲の熱を受けやすく風が通らない最悪の場所だった。
パスコンは63V10uFの定格だったが手持ちの50V10uFの電解コンデンサを代わりに実装した。通電確認したらランプ端子から電圧が出力された。調整治具で出力電圧を調整したら電圧を可変できた。図6に示す。
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