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36dBのノイズ耐性を持つ静電容量式センシングIC日本TI FDC2214ファミリ製品

日本テキサス・インスツルメンツは、環境ノイズに対して高い耐性を備えた、静電容量式センシングIC「FDC2214」ファミリを発表した。従来の静電容量式センシングソリューションに比べ、ノイズ存在下で60倍の性能を発揮する。

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 日本テキサス・インスツルメンツは2015年10月、無線や電源、照明、モーターなどのノイズ源で発生する環境ノイズに対し、高い耐性を備えた静電容量式センシングIC「FDC2214」ファミリを発表した。独自の狭帯域アーキテクチャにより、不要なノイズやノイズ存在下での主要な外乱を排除でき、車載、民生用、産業用のアプリケーションに高度な静電容量式センシングを提供するという。

36dBのノイズ耐性

 FDC2214ファミリは、36dBのノイズ耐性を備えたことで、ノイズの存在下でも小型の静電容量式センサーを使用できる。従来の静電容量式センシングソリューションに比べ、ノイズ存在下で60倍の性能を発揮するという。

 センサーは環境光に強く、黒色や暗い色の物体も検出できる。プリント基板の銅箔や導電性インク、金属片などの導電物質を使用できるほか、リモートセンシングにも対応するため、最小限のシステムコストで複数のセンサーやより高い機能を搭載できる。


静電容量式センシングIC「FDC2214」

 FDC2214ファミリは、自動ドア/自動ゲートに近接した物体や人体を静電容量式センシングで検出し、衝突を防止できる。手の動きを検出すれば、石けん液の吐出やカーラジオの選局なども可能だという。

 1000個受注時の参考単価は、「FDC2214」が4.75米ドル、「FDC2212」が3.25米ドル、「FDC2114」が3.50米ドル、「FDC2112」が2.38米ドル。4×4mmの小型QFN-16パッケージで供給され、I2Cインタフェース経由で設定できる。

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