ニュース
独自アクチュエータ―搭載のFFC/FPCコネクタ:日本モレックス 505278シリーズ
日本モレックスは、低背0.50mmピッチFFC/FPCコネクタ製品ファミリに「505278」を追加した。フロントフリップタイプのEasy-Onアクチュエーターを搭載し、確実にケーブル接触する。
日本モレックスは2015年11月、低背0.50mmピッチFFC/FPCコネクタ製品ファミリに「505278」シリーズを追加した。民生家電やゲーム機器、オフィス機器など省スペース化とコスト効率が求められる製品に向いている。フロントフリップタイプのEasy-Onアクチュエーターを搭載し、確実にケーブル接触する。また、1.90mmの超低背、0.50mmピッチの狭幅な設計により、省スペース化を図ったとしている。
110°開口する独自のEasy-Onアクチュエーター
505278は、110°開口する独自のEasy-Onアクチュエーターを搭載しているため、ケーブル挿入と引き出しのアクセス面が広く、従来品に比べてオペレーターによる接続作業が容易になる。FPCケーブル挿入構造に、ZIF(Zero Insertion Force)構造を採用。FPCケーブルに曲げや損傷を与えることなく、スムーズに挿入できる。
また、スズ-銀-ビスマスめっきタイプを採用し、信号切断の原因となるめっきウィスカ生成を防止。金めっきタイプに比べ、特にFFC/FPCのコストを低減するという。ラインアップは、4〜20極までの17製品と22〜28極まで2極刻みの4製品。同社では、幅広い極数展開により、設計時の柔軟性が向上するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- コネクタ/ケーブルの評価では、新しい概念も
連載2回目となる今回は、「USB 3.1/Type-Cコネクタ/ケーブルの評価」について解説する。特に、データレート10Gビット/秒(Gbps)を実現するインターコネクトの課題と、ネットワークアナライザを用いた検証方法について述べる。 - IPX7規格に準拠した小型φ3.5イヤホンジャック
SMKは、防水小型携帯機器向けに、φ3.5防水イヤホンジャック「ショートタイプ」を発売した。同社独自のハウジング2重構造によって、IPX7の防水性を確立している。 - 振動や落下衝撃に強い基板対基板用コネクタ
京セラコネクタプロダクツは、0.35mmピッチの基板対基板用コネクタ「5857」シリーズを発売した。狭ピッチ、低背製品ながら高い堅牢性を持ち、同社独自の接点構造により、振動や落下衝撃に強い製品となっている。 - 電源ICを使ったLEDの定電流駆動回路
LEDが光源として注目を浴びている。従来に比べて、効率や信頼性が高い場合が多いからだ。スイッチング電源を使えば、バラスト抵抗を用いた電流の制限方法に比べてさらに効率を高められる。