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最大10Aまで通電可能な基板対基板コネクター:京セラコネクタ 7129シリーズ
京セラコネクタプロダクツは2017年1月、最大10Aまでの通電を可能にした、バッテリー接続向け基板対基板コネクター「7129」シリーズを発表した。スマートフォン向けのバッテリー接続用としては、業界最高クラスの高電流通電という。
嵌合高さ0.7mmの省スペース設計
京セラコネクタプロダクツは2017年1月、最大10Aまでの通電が可能なバッテリー接続向け基板対基板コネクター「7129」シリーズを発表した。スマートフォン向けのバッテリー接続用として、業界最高クラスの高電流通電という。
サイズは2.2×5.64mmで、嵌合高さは0.7mmと省スペース設計のため、コネクターの小型、薄型化に対応。上面を金具で覆うことで強度を補強し、嵌合時の位置ずれによる破損を防ぐ。極数は信号極が2極、電源極が4極。使用温度範囲は−40〜85℃となる。
自動実装に対応し、1リール1万5000個のエンボステープ入りで提供する。RoHS指令にも対応した。サンプル価格は、1セット当たり100円となっている。
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