400GbE PAM4 BER測定モジュール:アンリツ 64 Gbaud PAM4 PPG、32 Gbaud PAM4 ED
アンリツは、400GbEおよび400Gを超えるビットエラーレートテストを支援する、パルスパターン発生器「64 Gbaud PAM4 PPG」、エラーディテクタ「32 Gbaud PAM4 ED」を販売する。
アンリツは2018年11月、400GbE(ギガビットイーサネット)および400Gを超えるビットエラーレートテストを支援する、パルスパターン発生器「64 Gbaud PAM4 PPG」、エラーディテクタ「32 Gbaud PAM4 ED」の販売を開始する。対象とする市場は400GbE通信機器やデバイスメーカーで、400GbE通信機器やデバイスのビットエラーレート評価の用途を見込む。
ビットエラーレートを高い信号品質と受信感度で評価
両製品は、同社のシグナルクオリティアナライザ-R「MP1900A」シリーズ用のモジュールだ。ビットエラーレートテスタであるMP1900Aシリーズに搭載することで、次世代大容量通信のビットエラーレートを、高い信号品質と受信感度で評価できる。
64 Gbaud PAM4 PPGモジュールは、最大64 GbaudのPAM4信号を出力。高い信号性能、Tr/Tf時間(デジタル信号のレベル遷移に要する時間)8.5ピコ秒、低残留ジッタ170フェムト秒、4チャンネルまで拡張可能なマルチチャンネル機能、伝送路損失による信号劣化を補償するためのエンファシス機能を備える。
32 Gbaud PAM4 EDモジュールは、23mVの高い感度を持ち、受信感度評価で必須となるクロックリカバリ機能を内蔵。PAM4シンボルエラー測定に対応している。これまで信号品質不足により正しく評価できなかった400GbE用光モジュールやデバイスの実力やスペックに対するマージンを、より正確に検証できる。
ジッタ、ノイズ付加機能と組み合わせて、受信感度評価に必要な機能を1台に搭載でき、マルチチャネル機能により拡張が可能だ。また、複数レーンの同時測定によって測定時間が短縮できる。
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