LTE-M、NB-IoT接続プラットフォーム:ジェムアルト Cinterion LPWAN IoTモジュールプラットフォーム
ジェムアルトは、クアルコム・テクノロジーズの「Qualcomm9205 LTE IoTモデム」を基盤とする「Cinterion LPWAN IoTモジュールプラットフォーム」を発表した。単一の小型IoTモジュールから、LTE-M/NB-IoT接続をサポートする。
ジェムアルトは2019年2月、クアルコム・テクノロジーズの「Qualcomm9205 LTE IoTモデム」を基盤とする「Cinterion(シンテリオン) LPWAN IoTモジュールプラットフォーム」を発表した。単一の小型IoT(モノのインターネット)モジュールから、LTE-M/NB-IoT接続をサポートする。オプションで、2Gフォールバックが可能だ。
同プラットフォームは、3GPP仕様(Rel 14)に対応し、スマートメーターやウェアラブル、スマートシティのソリューションなど、小型低消費電力IoTアプリケーション向けのセキュリティと付加価値機能を搭載する。
独自の差分ファームウェアアップデート(FOTA)により、帯域と電力効率のバランスという課題に対応し、IoTデバイスの長期利用に必要なソフトウェアとセキュリティのアップデートを可能にした。また、ファームウェア設計を総合的に効率化し、必要な個所のみを正確にアップデートすることで、他のLPWAモジュールと比べ、全アップデートのファイルサイズを95%削減した。
リモートプロビジョニング機能を含むeSIMを統合
セキュアなリモートプロビジョニング機能を含むeSIMを統合し、IoTデバイスの認証、データの暗号化、グローバルでの携帯回線ネットワークへのセキュアな接続管理が可能だ。
また、製造時にモジュール内にデジタル認証情報を組み込み、IoTデバイスのセキュリティを向上させ、データ保護を強化した。デジタルのハンドシェイク認証プロセスを用いて、認証情報によりデバイスとアプリケーションのIDを検証し、主要なIoTクラウドプラットフォームへの登録を合理化する。
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