RS、技適対応版「Raspberry Pi 4」の国内販売を開始:まず、4Gバイト品が登場
アールエスコンポーネンツは2019年11月25日、特定無線設備の技術基準に適合した「Raspberry Pi 4モデルB」の4Gバイト品の販売を開始した。メモリサイズの増強、フルスループットのギガビットイーサネット対応など、従来モデル「Raspberry Pi 3 Model B+」から大幅にスペックアップし、エントリーレベルのPCと同等クラスのパフォーマンスを提供する。同社サイトから購入可能で、販売価格は5997円(税別)となっている。
アールエスコンポーネンツは2019年11月25日、特定無線設備の技術基準に適合した「Raspberry Pi 4モデルB」の4Gバイト品の販売を開始した。メモリサイズの増強、フルスループットのギガビットイーサネット対応など、従来モデル「Raspberry Pi 3 Model B+」から大幅にスペックアップし、エントリーレベルのPCと同等クラスのパフォーマンスを提供する。同社サイトから購入可能で、販売価格は5997円(税別)となっている。
Raspberry Pi 4モデルBの4Gバイト品は、メモリはLPDDR 4 SDRAM(4Gバイト)を搭載、SoC(System on Chip)はArm Cortex-A72ベースの「Broadcom BCM2711」(クアッドコア/1.5GHz)にバージョンアップしている。さらに4Kデュアルディスプレイのサポートやフルスループットのギガビットイーサネット対応、USB 3.0の採用などのアップグレードがされている。グラフィックスは、4K/60pのH.265のデコードをサポートしている。
通信機能は、Wi-Fi(IEEE 802.11ac)やBluetooth 5.0、ギガビットイーサネットに対応。その他インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×2、40ピン GPIOヘッダ、Micro HDMI×2、2レーンMIPI DSI、2レーンMIPI CSI、4ピンオーディオコンポジットビデオポートとなっている。電源入力はUSB Type-Cポート(5V/3A)が利用可能だ。サイズ、形状、GPIOピンの仕様などは変更がなく、HAT、モジュールなどは従来モデルと共通のものが使用できるという。
Raspberry Pi 4モデルBは、メモリ容量別に3製品(1Gバイト、2Gバイト、4Gバイト)がラインアップされているが、今回販売開始したのは、そのうち4Gバイト品となる。
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