USB4準拠の高速伝送用レセプタクルコネクター：日本航空電子工業 DX07S024JAA

日本航空電子工業は、転送レート40Gビット/秒のUSB4に準拠したType-Cレセプタクルコネクター「DX07S024JAA」の販売を開始した。高速伝送を必要とするPC、ドック、モニター、SSD、VRやARデバイスなどに適する。

[EDN Japan]

　日本航空電子工業は2020年12月、USB Type-C「DX07」シリーズに、伝送レート40Gビット/秒のUSB4に準拠したType-Cレセプタクルコネクター「DX07S024JAA」を追加し、販売を開始した。高速伝送を必要とするPC、ドッキングステーション、モニター、SSD、VR（仮想現実）やAR（拡張現実）のヘッドマウントディスプレイなどに適している。

40Gビット/秒の高速伝送に対応

　DX07S024JAAは、オンボードタイプの2列SMTレセプタクルコネクター。USB4 40Gビット/秒（20Gビット/秒×2）、Universal Serial Bus Type-C Specification Release 2.0、USB Power Delivery Revision 3.0に準拠している。

USB4準拠のレセプタクルコネクター「DX07S024JAA」

　極数は24極で、センターハイトは1.57mmとなる。定格電流は最大5A、定格電圧はAC20Vrms、耐電圧はAC100Vrms（1分間）。接触抵抗は初期40mΩ以下、絶縁抵抗は100MΩ以上となる。使用温度範囲は−40〜＋85℃、挿抜寿命は1万回で、耐寿命性に優れたロック構造を採用している。

　同社の高速伝送シミュレーションにより、信号品質などのUSB4スペックを満たしつつ、従来のUSB Type-Cコネクターとの下位互換性も確保している。同社は今後もUSB4対応製品の開発を進め、製品ラインアップを拡充するとしている。