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波形画像/データの保存とさまざまなプローブ初めて使うオシロスコープ(5)(3/6 ページ)

初めてオシロスコープを使う人を対象にその基本的な使い方や使用上の注意点を解説する連載最終回。今回は、波形画像や波形データのUSBメモリへの保存方法やオシロスコープと組合せて使うさまざまなプローブについて説明する。

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オシロスコープの設定状態の保存と呼出し

 オシロスコープの設定状態をUSBメモリに保存できる。デジタルオシロスコープは多くの設定ができ、その設定を内部もしくはUSBメモリに複数記憶させておける。そのため、生産ラインなどで同じ設定状態で作業をしなければならない場合は、誤りのない正確な作業ができる。

波形データの呼び出し

 過去に観測した波形と比較してみたいときなどは、USBメモリなどに保存してある波形データを読み出して現在の波形と比較できる。TBS2000Bでは、内部データフォーマットで保存したデータのみが呼び出し可能となる。

 USBメモリなどに保存してある過去に観測した波形と現在の波形を比較する際は、オシロスコープが同じ設定状態であるかを確認する必要がある。

内部メモリやUSBメモリに保存されたデータを消去する

 USBメモリに保存されたデータはPCを使って消去できる。また、内部メモリやUSBメモリに記録されたデータは、TBS2000Bのファイルユーティリティー(File Utility)機能を使って消去できる。

【ミニ解説】メモリの注意点

 TBS2000Bの仕様には、USBメモリについてはUSB2.0対応と書かれている。最新のUSBメモリの規格は、2017年に制定されたUSB3.2となっている。市場にあるUSBメモリは2.0、3.0、3.1、3.2が存在している。USB3.XのメモリカードはUSB2.0に比べて転送速度が速くなっている。USB3.Xのメモリはコネクターの絶縁部分が青色になっており、すぐに分かるようになっている。

 USB3.XのメモリはUSB2.0との互換性があるため、TBS2000Bに接続しても正常に動作する。

 USBメモリは便利なツールであるが、使われているメモリ素子(NAND型フラッシュメモリ)に寿命があるため、重要な測定結果をUSBメモリに保存した場合はそのままにしておかないで、HDDなど他の記憶媒体にデータを移しておくことが望ましい。

 また、企業によっては情報セキュリティの観点でUSBメモリを業務で使用できない場合がある。その場合は、オシロスコープの通信機能を使って観測した波形画像や波形データをPCに移動する。測定器メーカーからはオシロスコープのデータをPCに取り込む無償や有償のソフトウェアが提供されているので、オシロスコープの利用者がプログラムを作る必要はない。


図5:TekScope(PCソフトウェア)を使ってのオシロスコープの利用

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