3D TLC NAND搭載のNVMe PCIe-SSD：スイスビット N-30m2シリーズ

スイスビットは、NVMe PCIe-SSD「N-30m2」シリーズを発表した。産業グレードの3D TLC NANDフラッシュを採用しており、ストレージ容量は240G〜3840Gバイトから選択できる。

[EDN Japan]

　スイスビットは2022年6月、NVMe PCIe-SSD「N-30m2」シリーズを発表した。産業グレードの3D TLC NANDフラッシュを採用しており、ストレージ容量は240G〜3840Gバイトから選択可能だ。

NVMe PCIe-SSD「N-30m2」シリーズ 出所：スイスビット

　使用温度範囲は−40〜＋85℃で、高温環境下におけるアクティブ冷却やパッシブ冷却が不要になった。産業や自動車、ネットワークコミュニケーションなどでの用途に適する。

電断データ保護機能をオプションで用意

　PCIe 3.1仕様に準拠したPCIe 4レーンインタフェースは、最大3500Mバイト/秒もしくは3100Mバイト/秒のシーケンシャル読み取り書き込み帯域幅を提供する。読み取りおよび書き込み処理は、47万5000および52万5000IOPS以上だ。

　オプションで、同社独自の電断データ保護機能「パワーセーフ」を利用可能。DRAMからNANDフラッシュへのキャッシュデータや、ホストから転送されたコントローラーへのダイナミックデータ基幹業務システムを確実に送信し、停電時もデータを保護する。

　パワーセーフは、ファームウェア内の電源管理システムやタンタルコンデンサーにより、SSDの動作中にコンデンサーに蓄電する仕組みとなっている。基幹業務システムなどでの用途に適する。