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温度測定と仕様の見方、導通/ダイオード試験と容量測定初めて使うデジタルマルチメーター(4)(1/7 ページ)

デジタルマルチメーターの基礎的な使い方について解説する本連載。今回は温度測定と仕様の見方および導通/ダイオード試験と容量測定について説明する。

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TechEyesOnline

 本記事は、計測器専門の情報サイト「TechEyesOnline」から転載しています。

温度を測定するための結線

 今回の記事に使っている34461Aには、付加機能として白金測温抵抗体とサーミスターを使って温度を測定する機能がある。この機能は、34461Aの前モデル34401Aにはない新しい測定機能である。34461Aの上位機種である34465Aと34470Aでは、熱電対を使っての測定も可能となっている。

表1:キーサイト・テクノロジーのベンチトップ型デジタルマルチメーターの温度測定機能
廉価モデル 標準モデル 上位モデル キーサイト・テクノロジーが販売するセンサー仕様
6.5桁モデル 7.5桁モデル
34460A 34461A 34465A 34470A
PT100
(DIN/IEC 751)
プローブ確度+0.05℃ 34152A PT100/RTD 4端子クラスAセンサーキット
温度範囲:
−73℃〜+260℃
5kΩサーミスター プローブ確度+0.1℃ E2308A サーミスター温度プローブ
温度範囲:
−40℃〜+150℃
K/J/T/E/Nタイプ
熱電対
未対応 プローブ確度+
基準接点確度+0.3℃
 
Rタイプ
熱電対
未対応 プローブ確度+
基準接点確度+0.5℃
 
注)内部基準接点はフロント入力端子の温度を測定しているため、リア端子を使った場合、温度誤差は大きくなるため利用は推奨されない。 

 白金測温抵抗体を使って温度を測るための結線は抵抗と同じである。下図では、市場で多く使われている3導線式の白金測温抵抗体での接続を示す。


図1:34461Aで3導線式の白金測温抵抗体を使って温度を測定する場合の結線[クリックで拡大]

 サーミスターを使って温度を測るための結線は抵抗の測定と同じである。


図2:34461Aでサーミスターを使って温度を測定する場合の結線[クリックで拡大]

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