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マイコンに搭載されているAESって何?Q&Aで学ぶマイコン講座(82)(3/6 ページ)

マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。今回は、上級者の方からよく質問される「マイコンに搭載されているAESって何?」についてです。

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AESによる復号アルゴリズムの概要

 AESの復号は、暗号変換を反転させ、逆順に実装することで復号されます(図3

<strong>図3:AESの復号アルゴリズム</strong>[クリックで拡大]
図3:AESの復号アルゴリズム[クリックで拡大]

 復号時のラウンド関数の処理フローは、以下4つの処理で構成されています。

  • AddRoundKey
  • InvSubBytes
  • InvShiftRows
  • InvMixColumns

Key Expansion

 各ラウンドで異なる鍵を使用してAddRoundKey処理を行うために、Key expansion処理フローに従って、もともとの鍵をラウンド回数+1個に拡張します(図4

<strong>図4:Key expansion(鍵長128ビットの場合)</strong>[クリックで拡大]
図4:Key expansion(鍵長128ビットの場合)[クリックで拡大]

AddRoundKey

Key Expansionで拡張された鍵とstate配列とのXORを取ります(図5

<strong>図5:AddRoundKey</strong>[クリックで拡大]
図5:AddRoundKey[クリックで拡大]

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