クラウド通信環境に適した高精度帯域制御装置:アンリツ PureFlow AS1
アンリツは、同社が開発、製造する高精度帯域制御装置「PureFlow」シリーズの新製品「PureFlow AS1」を、販売代理店となるSCSKから発売した。ドメインフィルター機能やSNI識別機能、アクティブモニター機能を追加している。
アンリツは2024年1月、同社が開発、製造する高精度帯域制御装置「PureFlow」シリーズの新製品「PureFlow AS1(ピュアフロー エーエスワン)」を、販売代理店となるSCSKから発売した。価格はオープンで、1Gビット/秒帯域使用時の参考価格は350万円(税別)から。販売目標は、2026年3月期までに1000台とする。
PureFlow AS1は、クラウドサービスが拡大するビジネス環境下において、安定したネットワーク環境を支える100M〜1Gビット/秒に対応する。新機能として、ドメインフィルター機能とSNI(Server Name Indication)識別機能を追加し、HTTPS通信からSNIを識別して通信制御のフィルター条件として活用する。
データセンター集約型では、社内通信とクラウド通信の監視、制御など統合管理ができる。クラウド分散型の場合は、データセンターを経由せずに直接インターネットに接続するブレークアウト構成でクラウド通信の最適化が図れる。
監視用のトラフィックを発生するアクティブモニター機能
また、アクティブモニター機能により、装置自身が監視対象端末に対して、監視用のトラフィックを定期的に発生する。通信頻度の低い端末の場合でも、トラフィックを定期的に発生することで、トラフィック分析機能を使った定量データを分析し、サーバやネットワークの状態を監視できる。
監視フロー数とアクティブモニターの対象数を増やしていて、ネットワーク上で発生するレスポンスタイムやパケットロス率などの統計情報を多くの端末間で取得できる。これまで監視が難しかった冗長系などのポイントにも、より能動的な常時監視が可能になった。サイレント障害も素早く検知可能で、ネットワーク障害の予兆を早期に把握できる。
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