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電磁気学入門(8)ロイヤープッシュプル自励発振トランスとはDC-DCコンバーター活用講座(51)(3/3 ページ)

電磁気学入門講座。今回から「トランス概論」に入ります。まずはロイヤープッシュプル自励発振トランスの概要の説明や、その設計に関する考察を紹介します。

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トランス設計に関する考察

 このフロー図はトランス設計の判断のためのものですが、あくまでも参考です。工程は通常、多くの失敗を伴って繰り返すことになり、妥協点に達する前に再度行うことが多いです。最初の試みが成功することはまずなく、全てのトランス特性を最適化するために、15〜20のトランスを試作するのが当たり前です。

<strong>図5:トランス設計フロー図</strong>
図5:トランス設計フロー図[クリックで拡大]

⇒「DC-DCコンバーター活用講座」連載バックナンバーはこちら


執筆者プロフィール

Steve Roberts

Steve Roberts

英国生まれ。ロンドンのブルネル大学(現在はウエスト・ロンドン大学)で物理・電子工学の学士(理学)号を取得後、University College Hospitalに勤務。その後、科学博物館で12年間インタラクティブ部門担当主任として勤務する間に、University College Londonで修士(理学)号を取得。オーストリアに渡って、RECOMのテクニカル・サポート・チームに加わり、カスタム・コンバーターの開発とお客様対応を担当。その後、オーストリア、グムンデンの新本社で、RECOM Groupのテクニカル・ディレクタに就任。



※本連載は、RECOMが発行した「DC/DC知識の本 ユーザーのための実用的ヒント」(2014年)を転載しています。

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