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電磁気学入門(8)ロイヤープッシュプル自励発振トランスとは:DC-DCコンバーター活用講座(51)(3/3 ページ)
電磁気学入門講座。今回から「トランス概論」に入ります。まずはロイヤープッシュプル自励発振トランスの概要の説明や、その設計に関する考察を紹介します。
トランス設計に関する考察
このフロー図はトランス設計の判断のためのものですが、あくまでも参考です。工程は通常、多くの失敗を伴って繰り返すことになり、妥協点に達する前に再度行うことが多いです。最初の試みが成功することはまずなく、全てのトランス特性を最適化するために、15〜20のトランスを試作するのが当たり前です。
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※本連載は、RECOMが発行した「DC/DC知識の本 ユーザーのための実用的ヒント」(2014年)を転載しています。
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