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最大エネルギー処理能力が240Jの突入電流制限PTCサーミスター:AEC-Q200やRoHSに準拠
ビシェイ・インターテクノロジーは、突入電流制限PTCサーミスター「PTCEL13R」「PTCEL17R」を発表した。最大エネルギー処理能力は240Jで、複数組み合わせることで、1000J以上のエネルギー処理が可能だ。
ビシェイ・インターテクノロジーは2024年3月、突入電流制限PTC(ポジティブ温度係数)サーミスター「PTCEL13R」「PTCEL17R」を発表した。両製品とも、サンプル提供と量産を開始している。
最大エネルギー処理能力は240J
自動車や産業用途に適していて、抵抗(R25)値は60〜1000Ω、最大電圧は500Ωで1000VDC、1000Ωで1200VDCとなる。最大エネルギー処理能力は240Jで、複数組み合わせることで、1000J以上のエネルギー処理が可能だ。最大動作温度は105℃。熱容量は、全ての抵抗値に対して2.3J/Kとなる。
車載向け電子部品規格「AEC-Q200」やRoHSに準拠した。10万回以上の突入電力サイクル数、最大25kWの非スイッチングピーク電力に対する復帰特性を有する。
PTCEL13Rは低エネルギー用途、PTCEL17Rは高エネルギー用途に対応する。いずれもテープオンリールをパッケージに採用し、リード線ピッチは5mm。PTCEL17Rは、7.5mmまたは10mmでのリード線ピッチでも提供する。
自己復帰特性を備えることから、過熱リスクがない。これにより、AC-DCおよびDC-DCコンバーター、DCリンク、ロードダンプ、バッテリーマネジメント、オンボード充電器、モータードライブなどでの過負荷保護に適する。
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