検索
ニュース

CUへの対応力を高めたチップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー日本ケミコン

日本ケミコンは、チップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「HXK」シリーズに2サイズを追加した。高い信頼性を維持しつつ、従来品以上の高容量、高リプル電流化を達成している。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 日本ケミコンは2024年5月、チップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「HXK」シリーズのラインアップを拡充すると発表した。既にサンプル出荷中で、同年9月から量産を開始する。

 HXKシリーズは、車載グレードで高容量、高リプル電流に対応する。今回、Φ10mmで長さ12.5mm、16.5mmの2サイズを追加したことで、ECU能力を最大限引き出し、各種ECUへの対応力を高めた。

チップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「HXK」シリーズ
チップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「HXK」シリーズ 出所:日本ケミコン

自社開発の高容量陽極箔を電極箔に採用

 電極箔(はく)に、自社開発の高容量陽極箔を用いている。また、対向陰極箔の最適化を図り、両箔と相性の良い導電性高分子材料を採用することで、高い信頼性を維持しつつ、従来品以上の高容量、高リプル電流化を達成している。そのため搭載機器のサイズや部品数を大幅に低減できる。

従来品「HXC」シリーズと「HXK」シリーズとの比較
従来品「HXC」シリーズと「HXK」シリーズとの比較 出所:日本ケミコン

 新たに追加した2製品の仕様は、カテゴリ温度範囲が−55〜+125℃、定格電圧範囲が16〜35V、静電容量範囲が560〜1200μF、静電容量許容差が±20%だ。耐久性は125℃4000時間保証(リプル重畳)となっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る