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Bluetooth LE AoAを備えた屋内測位ソリューション:標準規格「omlox」に準拠
ユーブロックスは、Bluetooth LE AoAを備えた屋内測位ソリューション「u-locate」を発表した。測位ミドルウェアや測位エンジン、アンカーポイント、タグで構成される。
ユーブロックスは2024年6月、Bluetooth LE AoA(Angle-of-Arrival、到来角)を備えた屋内測位ソリューション「u-locate」を発表した。
同ソリューションは、測位ミドルウェア(u-locateHub)や測位エンジン(u-locateEngine)、アンカーポイント(u-locateAnchor)、タグ(u-locateTag)で構成される。用途に応じたカスタマイズが可能。GNSS(全地球測位システム)と併用することで、屋内外でのローカライズにも対応できる。
管理サポートツールや自己認識指向アンカーを搭載
倉庫やヘルスケア、製造関連といったエンドユーザー向けの屋内追跡アプリケーションに適する。自己認識指向のアンカーや管理サポートツールなどのモバイルアプリケーションを備えた。
Bluetooth 5.1技術と組み合わせることで、低消費電力と測位精度を両立できる。また、エンドユーザーの増加に応じた拡張も可能。OTA(Over-The-Air)ソフトウェアアップデートに対応していて、以後の更新や新機能追加も行える。
u-locateHubは、相互運用性の標準規格「omlox」に準拠する。API(Application Programming Interface)プラットフォームは複数のAPIを含んでいて、さまざまなベンダーとの統合に寄与する。
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