ニュース
PCIe 5.0採用の「世界最速級」クライアントSSD、サンディスク:ゲーミング/AIワークロード向け
サンディスクは、PCIe Gen 5.0を採用したクライアントSSD「WD_BLACK SN8100 NVMe SSD」を発表した。最大1万4000Mバイト/秒の書き込み速度、最大1万4900Mバイト/秒の読み出し速度を誇り、高負荷の用途に適する。
サンディスクは2025年5月、PCIe Gen 5.0を採用したクライアントSSD「WD_BLACK SN8100 NVMe SSD」を発表した。1Tバイト、2Tバイト、4Tバイトモデルを同年6月中旬に、8Tバイトモデルを2025年内に発売する。
同製品は、ゲーミングやコンテンツ制作、AIワークロードといった高負荷の用途に適する。シーケンシャル書き込み速度は最大1万4000Mバイト/秒。読み出し速度は最大1万4900Mバイト/秒で、同社前世代品(PCIe Gen 4.0)と比較して2倍高速化。同社は「最高水準の高速性と信頼性」だとうたっている。
ヒートシンク付きモデルも用意
ランダム性能は230万IOPS超で、平均7W以下の電力で動作する。耐久性は、4Tバイトモデルの場合で最大2400TBW(Tバイト総書き込み量)だ。
また、2025年秋には、パッシブ冷却設計のヒートシンク付きモデルを発売する。陽極酸化アルミニウム製で薄型の一体型ヒートシンクを採用していて、高温環境下でもファンや追加電源無しで安定した動作が可能。カスタマイズ可能なRGB LEDも付属する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
半導体用温調器修理の経験が生きる! アナログ回路のノイズ対策
半導体製造関連の温調器を13年ほど修理してきた筆者は、このアナログ機器の温調器修理経験を買われて知人から依頼された農業関連の技術支援も始めた。今回は、高精度な農作物の自動計量器の精度を維持するために重要なノイズ対策について解説する。
マイコンのAXIプロトコルって何?
マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。今回は、上級者の方からよく質問される「AXIプロトコル」についてです。
70〜80年代を駆け抜けたCPU、AMD「Am2900」
今回は、1975年にAMDが開発した「Am2900」シリーズを紹介する。ビットスライス方式の同シリーズを採用して多くのミニコンが構築されたが、NMOS/CMOS化やプロセス微細化により、1980年代にはマーケットがほぼ消えていった。
エッジサーバの性能を最大化するストレージとは
エッジサーバは、さまざまなマーケット、さまざまな用途で利用が進んでいます。しかしながら、最適なパフォーマンスを実現するには、エッジサーバに求められる個々の要件を満たすことができる、適切なストレージ製品と組み合わせて使用する必要があります。本稿では、エッジサーバが使われる代表的な用途を紹介するとともに、各用途に共通するストレージのニーズについて説明します。さらに、エッジサーバと組み合わせて使用するストレージ製品の選択に際して、考慮すべき2つの優先事項を紹介します。
そもそもDRAMって何?
マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。今回は、初心者の方からよく質問される「DRAMとは何?」についてです。
