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Quad SPIフラッシュメモリの使用上の注意Q&Aで学ぶマイコン講座(105)(2/3 ページ)

マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。今回は、初級〜上級者の方からよく質問される「Quad SPIフラッシュメモリの使用上の注意」について解説します。

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RDSRコマンドのSPIモードとQPIモードの違い

 図1はRDSRコマンドのSPIモードでの通信波形です。

<strong>図1:RDSRコマンド通信(SPI Mode)</strong>
図1:RDSRコマンド通信(SPI Mode)[クリックで拡大]

 SPIモードでのRDSRコマンドでは、入出力信号線をSIO0とSIO1の2本使います。SIO0、SIO1どちらも片方向の通信線として動作します。

SIO0:マイコン → QuadSPIフラッシュメモリ

SIO1:マイコン ← QuadSPIフラッシュメモリ

 図2がRDSRコマンドのQPIモードでの通信波形です。

<strong>図2:RDSRコマンド通信(QPI Mode)</strong>
図2:RDSRコマンド通信(QPI Mode)[クリックで拡大]

 QPIモードでは、コマンド期間からSIO0、SIO1、SIO2、SIO3の信号線4本を入出力(IO)に使用し、それぞれの信号線が各通信期間で出力もしくは入力のどちらかに切り替わりながら通信します。

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