検索
ニュース

低電力で人物検出 60GHz CMOSレーダーセンサー、インフィニオンIoTソリューション向け

インフィニオン テクノロジーズは、IoTソリューション向けの60GHz CMOSレーダーセンサー「XENSIV BGT60CUTR13AIP」を発表した。低消費電力での人物検出が可能だ。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 インフィニオン テクノロジーズは2025年10月、IoTソリューション向けの60GHz CMOSレーダーセンサー「XENSIV BGT60CUTR13AIP」を発表した。既にサンプル出荷を開始していて、2026年初頭の量産開始を予定する。

 同製品は、ハードウェアアクセラレーターを搭載し、オンチップ処理が可能。生データや前処理済みデータを柔軟に扱える。また、ブートローダーを内蔵し、必要な場合に限ってホストをウェイクアップさせる人物検出機能を低消費電力で動作できる。

60GHz CMOSレーダーセンサー「XENSIV BGT60CUTR13AIP」
60GHz CMOSレーダーセンサー「XENSIV BGT60CUTR13AIP」 出所:インフィニオン テクノロジーズ

視野角は最大150度

 帯域幅は最大7GHzで、出力は11dBm。動いている人物と静止している人物の両方を最大20mの範囲で検出できる。1つの送信チャンネルと3つの受信チャンネルを備えたアンテナインパッケージ(AIP)設計を採用した。水平および垂直方向で最大150度の視野角を有する。

 スマートディスプレイやスマートスピーカーなどのバッテリー駆動機器での用途に適する。専用ソフトウェアスタックも用意していて、人物追跡やジェスチャーセンシング、バイタルサインセンシング、アクティビティーモニタリングなどをサポートする。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る