検索
ニュース

25A対応の車載向け電線対基板コネクター、日本航空電子工業端子の半組み込みを検知可能

日本航空電子工業は、車載向けに、最大25Aに対応した非防水電線対基板コネクター「MX81D」シリーズの4極タイプを発売した。端子タブサイズ2.8mmで、既存の0.64mm品を拡充する位置づけになる。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 日本航空電子工業は2025年11月、車載向けに、最大25Aに対応した非防水電線対基板コネクター「MX81D」シリーズの4極タイプを発売した。車載向けゾーン電子制御ユニット(ECU)の電源部をはじめ、パワーステアリング、ヒーター、バッテリーマネジメントシステム(BMS)、モーター駆動、照明系ECUなど幅広い用途を対象にする。

車載向け電線対基板コネクター「MX81D」シリーズ
車載向け電線対基板コネクター「MX81D」シリーズ 出所:日本航空電子工業

 同シリーズは、端子タブサイズ2.8mm仕様で、同社従来品の0.64mm仕様「MX81A」シリーズを拡充する位置づけとなる。1.5〜4.0mm2電線に対応していて、4.0mm2電線使用時に最大25Aの電流を許容する。

 低電圧機器の絶縁距離を定めた国際規格「IEC60664-1」に準拠。AC-DC 320Vの電位差に耐える構造となった。主に北米向けの車載ワイヤーハーネスコネクター信頼性評価規格「USCAR-2」の評価もクリアしている。

端子の半組み込みを検知可能

 ソケット側は、プリセットリテーナー構造により、端子の半組み込みを検知可能。ハーネス自動化に対応する。モールド部品には、難燃性に優れたUL94 V-0材を使用した。

 使用温度範囲は−40〜+125℃。定格電流は、80℃環境で1.5mm2電線が16.2A、2.5mm2電線が20.4A、4.0mm2電線が25.0Aだ。

 同社は今後、極数展開や0.64mm端子と組み合わせた複合タイプの開発を進める。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る