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ワンチップマイコンには荷が重すぎ? 古い歯科技工機器の修理(1)Wired, Weird(1/2 ページ)

久しぶりに歯科技工の機器修理をしている知人から連絡があった。ブラシレスハンドピース用モーターのコントローラーの修理依頼で、回転が不安定で「お手上げ状態」なのだという。このコントローラーの修理経験はないが、面白そうなので引き受けた。

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「メーカーの修理対応もなくなり、お手上げ」と連絡

 久しぶりに歯科技工の機器修理の知人から連絡があった。

 ブラシレスハンドピース用モーターのコントローラーなのですが、回転が不安定になっています。1度診て頂けないでしょうか。メーカーが修理をしなくなってしまった製品でお手上げ状態なのです。

 という内容で、写真が添付されていた。

 このコントローラーの修理経験はないが、面白そうなので引き受けた。図1に示す。

<strong>図1:修理依頼のあったブラシレスハンドピース用モーターのコントローラーの銘板部分</strong>
図1:修理依頼のあったブラシレスハンドピース用モーターのコントローラーの銘板部分[クリックで拡大]

 図1から、この機器はドイツで設計/製造され、日本企業が輸入して国内販売していた製品のようだ。数日後、修理品が送られてきた。梱包箱を開封すると、コントローラー2台とハンドピース用モーターが入っていた。1台のコントローラーには『回転不安定』と記載され、もう1台には何も表示がなかったので、後者は良品のサンプルではないかと思われた。図2に示す。

<strong>図2:修理品として送られてきたコントローラー2台とハンドピース用モーター</strong>
図2:修理品として送られてきたコントローラー2台とハンドピース用モーター[クリックで拡大]

ケースを開けて内部を確認

 図2左のコントローラーに、『回転不安定』と表示されていた。図1は受領した銘板入りの写真だ。製品の銘板から、この機器は30年ほど前にドイツで作られたものと思われた。ケースを開け内部の基板を確認した。図3に示す。

<strong>図3:内部の基板を確認した。左はケースを開けて制御回路を確認した様子で、右は操作スイッチ</strong>
図3:内部の基板を確認した。左はケースを開けて制御回路を確認した様子で、右は操作スイッチ[クリックで拡大]

 図3左はケースを開けて制御回路を確認した様子だ。右は操作スイッチで、電源とクルージング(巡行)の2つのスイッチだった。内部には大型のトランスと、制御回路基板があり、基板の左側にはDC電源の整流回路用電解コンデンサー、コントロール部、下側にモーターの駆動回路が配置されていた。

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