Diodesの新デュアルチャンネルデジタルアイソレーター:データセンター用電源などに
Diodesのデュアルチャンネルのデジタルアイソレーター「API772x RobustISO」シリーズは、高電圧システムにおいて敏感なコンポーネントを保護する。
Diodesのデュアルチャンネルのデジタルアイソレーター「API772x RobustISO」シリーズは、高電圧システムにおいて敏感なコンポーネントを保護する。産業オートメーション、電力システム、データセンター用電源などにおけるデジタル制御信号および通信信号に対して、信頼性が高く堅牢な絶縁を提供する。
6種類のバリエーションで構成するAPI772xシリーズは、VDE、UL、CQCなど複数の規格において強化絶縁および基本絶縁の要件を満たしている。UL 1577に基づき1分間で5kVRMSの絶縁耐圧定格を備え、DIN EN IEC 60747-17(VDE 0884-17)では8kVPKの定格を有する。最大サージ絶縁電圧は12.8kVPKだ。Diodesの絶縁信頼性計算によれば、25μmを超える厚さの容量性絶縁バリアに基づき、40年以上の予測動作寿命を実現する。
RobustISOデジタルアイソレーターは、最大100Mビット/秒(bps)のデータレートで各種伝送プロトコルに対応する。最小150kV/マイクロ秒のコモンモード過渡耐性を備えていて、ノイズの多い環境でも信頼性の高い信号伝送を可能にする。電源電圧は2.5〜5.5Vで動作し、100Mbps時の消費電流はチャンネル当たり標準2.1mAだ。また、デジタルチャンネル方向の柔軟な構成やデフォルト出力レベルを選択でき、多様な設計要件に対応する。
API772xデバイスの価格は、1000個ロットで1個当たり0.46米ドルから。
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