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リアルタイムエッジAIを実現、Microchipの新基盤:自社MCU/MPU向けに
MicrochipはMCU/MPU向けのフルスタック型エッジAIプラットフォームを提供する。低遅延かつ高セキュリティのリアルタイム処理を実現する。
Microchip Technology(以下、Microchip)は、自社MCUおよびMPU上で量産対応アプリケーションの開発と展開を行うためのフルスタック型エッジAIプラットフォームを提供している。これらのデバイスはセンサーやアクチュエーターの近傍であるネットワークエッジで動作し、決定論的なリアルタイム意思決定を可能にする。組み込みシステム内でデータをローカル処理することで、クラウド接続を限定し、遅延の低減とセキュリティの向上を実現する。
フルスタックのアプリケーションポートフォリオには、事前学習済みで量産対応のモデルおよびアプリケーションコードが含まれていて、ターゲット環境全体にわたって修正、拡張、展開が可能だ。開発および最適化は、Microchipの組み込みソフトウェアや機械学習ツールチェーン、パートナーエコシステムのツールを用いて行う。エッジAIの適用例には、次のようなものがある。
- 信号解析を用いた電気アーク故障のAIベース検出および分類
- 予知保全のための状態監視および設備健全性評価
- 安全な本人認証のための生存検知機能付きオンデバイス顔認識
- コンシューマー、産業機器、自動車向けコマンド/制御インタフェースのためのキーワードスポッティング
Microchipは、自社のエッジAIソリューションを導入する顧客と連携し、モデル学習の指針提供や開発サイクル全体にわたるワークフロー統合を支援している。また、利用可能なソフトウェアおよび展開オプションの拡充に向けて、エコシステムパートナーとの協業も進めている。
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