ニュース
ステッピングモーターの角度検知用エンコーダー、ミネベアミツミ:1〜4000cprで分解能を設定可能
ミネベアミツミは、ハイブリッドステッピングモーター向けの新たな角度検知オプションとして、磁気式エンコーダー「N」「K」シリーズを発表した。用途に応じて分解能を1〜4000cprの範囲で任意に設定できる。
ミネベアミツミは2026年6月、ハイブリッドステッピングモーター向けの新たな角度検知オプションとして、磁気式エンコーダー「N」「K」シリーズを発表した。すでに量産を開始している。
両シリーズは、用途に応じて分解能を1〜4000cprの範囲で任意に設定できる。位置決め精度や装置構成に合わせて最適化でき、精密なモーター制御に対応する。出力はA、B、Z相の3チャンネルインクリメンタル方式としていて、回転方向や回転数を高精度に検知する。インタフェースには差動ラインドライバーを採用し、RS-485準拠の出力レベルに対応する。
20〜56mm角のモーターサイズに対応
モーターサイズは、20/25/28/35/42/56mm角に対応可能。監視カメラのパンおよびチルト機構、眼底検査装置の台座、レーザー照射ヘッド、検体回転テーブル、ボールねじ搬送など、角度や回転数の高精度検出が求められる用途に適する。
NシリーズとKシリーズの違いは、1回転内の位置情報を記憶できるバッテリーレスのアブソリュート機能の有無にある。Kシリーズでは電源遮断時でも1回転内の現在位置を保持できるため、電源再投入時の原点復帰が不要。1回転以内で動作するラベル反転機などにおいて、タクトタイムの短縮に寄与する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「ステッピングモーター」で学ぶエンコーダの活用法
エンコーダを使えば、送った制御信号の通りにモーターが回転しているかどうかはもちろん、モーターの負荷の状態も確認できます。「ステッピングモーター」を事例に、エンコーダを使った具体的な回路例を解説します。
モーター制御に不可欠なエンコーダ、その多様な用途
回転/移動体の移動方向や移動量、角度を検出する電子部品である「エンコーダ」。ニッチな部品かもしれませんが、本当にさまざまな機器に活用されています。今回は、エンコーダについて知って頂き関心を持ってもらうことを目的に、エンコーダの概略や多様なアプリケーションを紹介します。
ありがちな故障と思ったら…… ステッピングモータードライバーの修理【前編】
20年以上前に製造されたステッピングモータードライバー2台の修理依頼があった。不具合内容は1台が「電源(5V)の表示灯が点灯するがモーターが回らない」、もう1台が「表示灯が点灯しない」ということだった。現品を手に入れて内部の基板を確認すると、1台目はDC5VのDC-DCコンバーターのコンデンサーが劣化していた。2台目には修理された痕跡が多くあった。その後、いろいろ調べていくと、かなり危ない回路のステッピングモータードライバーだと分かった。今回はモータードライバーの修理の経過を報告する。
熱間加工磁石で材料ロス低減 EVモーター用ローター
大同特殊鋼は、同社の重希土類フリー熱間加工磁石を活用し、電動車の駆動用モーター向けローターをニッパツと共同開発した。高出力かつ高回転のSPMローターと、易解体のIPMローターを開発している。
低速センサーレス制御技術搭載、三相BLDCモーター駆動IC
東芝デバイス&ストレージは、マイクロコントローラーとモータードライバーを統合した「SmartMCD」シリーズの新製品「TB9M030FG」のエンジニアリングサンプル出荷を開始した。同社独自の低速センサーレス制御技術を採用している。
