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プロセスエンジニアが「何でも屋」と呼ばれる理由を、現場の1日から解き明かすプロセスエンジニアの現場から(3) 半導体プロセスエンジニアの仕事内容(1)(2/3 ページ)

半導体プロセスエンジニアは「何でも屋」と呼ばれます。なぜでしょうか。その理由を、プロセスエンジニアの「現場の1日」に密着しながら解き明かしたいと思います。

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プロセスエンジニアの1日に密着! 4つの時間帯で変わる仕事内容

 プロセスエンジニアの1日は「確認→現場対話→対応→共有」という流れで進みます。クリーンルームで装置と向き合うだけでなく、データ解析や打ち合わせ、報告書作成も欠かせません。所属先や担当工程によって差はあるものの、代表的な1日の流れを時間帯に沿って見ていきましょう。

【朝】ライン状況の確認とデータチェック

 出社後、まず行うのは夜間も稼働しているラインの状況確認です。歩留まりや工程データに異常な変動がないかをチェックし、前日からの引き継ぎ事項にも目を通します。数値に少しでも気になる動きがあれば、この段階で優先順位を決めます。朝の判断が、その後の動き方を大きく左右するためです。

 落ち着いて数字と向き合えるこの時間は、1日の中でも特に集中力が必要な場面です。朝の確認で異常を見逃さなければ、その後の対応をスムーズに進めやすくなります。

【午前】現場巡回と他部署(製造・開発・品質)との打ち合わせ

 データ確認が終わると、実際にクリーンルーム内を巡回し、装置や製品の状態を自分の目で確かめます。あわせて、製造部門・開発部門・品質保証の担当者とミーティングを行い、気になる点や進行中の課題を共有する時間も必要です。

 現場を歩いて初めて気付く違和感も多く、デスク上のデータだけでは得られない情報があります。巡回と対話は、そうした変化を捉えるために欠かせません。

 日頃から顔を合わせているからこそ、トラブル時の連携もスムーズになります。

【午後】トラブル対応とプロセス条件の検討・調整

 午後は、朝から続く課題への対応や条件変更の検討に時間を割く場面が多くなります。急なトラブルが発生すれば、他の作業をいったん後回しにしてでも優先的に対応しなければなりません。

 午前中に立てた予定が、午後には大きく変わってしまう日も珍しくありません。落ち着いて条件を検討できる日もあれば、想定外の対応に追われる日もあります。

 忙しさの波が大きい仕事だからこそ、限られた時間のなかで優先順位を瞬時に見極める判断力が問われます。

【夕方】報告書作成と開発部署への共有・翌日の準備

 1日の終わりには、その日の対応内容や工程データの変化を、あらためて丁寧に報告書へまとめます。開発部門をはじめとする関係部署への情報共有も、このタイミングで行います。

 翌日以降の対応方針をまとめてから退社するという流れが一般的です。地道な記録の積み重ねが、後の歩留まり改善やトラブル対応を考える際の手掛かりになります。過去の報告書が、数週間後や数カ月後のトラブル解析に役立つ場面も少なくありません。

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