IoT機器をPoE対応に IEEE 802.3bt準拠ミッドスパン:20〜60VデュアルDC構成に対応
マイクロチップ・テクノロジーは、産業用IoT機器向けのPoEミッドスパン「PD-9601GCI」を発表した。電源コンセントの設置や複雑な電気配線を省きつつ、産業用IoT機器に電力やデータを供給できる。
マイクロチップ・テクノロジーは2026年7月、産業用IoT機器向けのPoE(Power over Ethernet)ミッドスパン「PD-9601GCI」を発表した。すでに量産を開始している。
同製品は、PoEに対応していない既存のネットワークスイッチと受電機器の間に接続し、Ethernetケーブルへ電力を重畳するもの。新たな電源コンセントの設置や複雑な電気配線を省きつつ、産業用IoT機器に電力やデータを供給できる。
1本のEthernetケーブルで、最大90Wの電力と10Mビット/秒、100Mビット/秒、1000Mビット/秒のデータを伝送できる。IEEE 802.3btに準拠し、筐体にはIP30の耐振動金属構造を採用した。動作温度範囲は−40〜+75℃で、過酷な工場や屋外に近い環境での使用を想定している。産業環境で発生する電圧スパイクへの耐性を高めるサージ保護機能も備えた。
20〜60VのデュアルDC入力に対応
電源入力は20〜60VのデュアルDC構成に対応した。DINレール、壁面、パネルへの取り付けが可能で、既存設備の構成に応じて設置方法を選択できる。産業用オートメーション機器との互換性試験も実施した。機器メーカーが自社製品へ組み込む際の統合作業を簡素化し、互換性や信頼性に関する問題の低減につなげる。
IoT機器と組み合わせることで、ネットワーク接続と同時に給電を開始するプラグアンドプレイ型の構成を採用できる。機器メーカーは、同製品を自社ブランドの給電オプションとして提供することも可能だ。
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