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省エネ、高効率を実現するブラシレスモーターの開発課題と解決策他のモーターと何が違う?(2/3 ページ)

今回はモーターの中でも省エネかつ高効率なブラシレスメーターの構造や、その制御方法について解説します。

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リョーサン菱洋ホールディングス株式会社

3. ブラシレスモーターへの切替えによる省エネ、高効率化

 近年では、省エネ/高効率化/小型化(軽量化)などの世界的トレンドにより、ブラシ付きモーターや誘導モーターからブラシレスモーターへの切替が増加しています。

3_1. ブラシレスモーターに置き換えるメリット

 特に、現行モーター(ブラシ付きDCモーターやACモーター)から置き換える場合、製品の「長寿命化」「高効率化」「軽量化」などで大きな効果が期待できるでしょう。

ブラシレスモーターに置き換えるメリット
ブラシレスモーターに置き換えるメリット[クリックで拡大]

3_2. インバーター制御の2つの方式

 ブラシレスモーターのインバーター制御には、「120度通電制御」と「ベクトル制御」の2つの制御方式があり、方式によってもモーターの効率が変化します。ここでは、ブラシレスモーターの制御方式について説明します。

120度通電制御
120度通電制御[クリックで拡大]

・120度通電制御

 6つの電圧パターンを利用してモーターを駆動する制御方式です。各相、120度ずつずれたタイミングで電流を供給します。マイクロコントローラー(MCU)で必要な演算量は比較的少ないですが、ローターに働くトルクの角度が一定でないため、振動や駆動音などが大きくなります。

ベクトル制御
ベクトル制御[クリックで拡大]

・ベクトル制御

 ベクトル制御はローターに対して常に垂直方向にトルクを発生させる制御方式です。MCUで必要とされる演算量は120度通電制御に比べて多くなりますが、回転ムラが小さく、高効率であることが特徴です。

 これより、特に精度の高い制御が求められるアプリケーションでは、ベクトル制御が採用される傾向にあります。

120度通電制御/ベクトル制御の比較
120度通電制御/ベクトル制御の比較[クリックで拡大]

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