世界を包む電子の神経網“モノのインターネット”が秘める可能性――統合電子版2012年5月号:EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版
「EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版」の2012年5月号を発行しました。Cover Storyの「世界を包む電子の神経網、“モノのインターネット”が秘める可能性」や、「Intelの新型CPU「Ivy Bridge」を早速解剖、3DトランジスタのTEM画像公開」、「シリコンパワーMOSFETの性能改善、素子構造よりもパッケージが効く時代」など、幅広い話題を掲載しました。
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2012年5月号
Cover Story
世界を包む電子の神経網、“モノのインターネット”が秘める可能性
やがて、コーヒーカップにもネットワークアドレスが割り当てられる日が来るかもしれない――。各種センサー端末から情報家電、白物家電、インフラ監視機器など、あらゆるモノに通信機能を組み込んでネットワーク化する、いわゆる“モノのインターネット”は、この地球に張り巡らされるエレクトロニクスの神経網だ。そこで捉えた膨大な情報から価値のある情報を抽出できれば、人類にとってさまざまな課題を解決する有力な手段になるだろう。
Tear Down
Intelの新型CPU「Ivy Bridge」を早速解剖、3DトランジスタのTEM画像公開
Design Feature
シリコンパワーMOSFETの性能改善、素子構造よりもパッケージが効く時代
New Technology
超高速タブレットが実現か、「チップ内」光伝送で消費電力も下がる
Design Hands-on
理論から実践まで!デジタル制御電源を学ぶ(最終回)
実践編その3:デジタル制御の本質とは何か?
Wired, Weird
オペアンプ+トランジスタ “ちょい足し”回路集
いまどきエンジニアの育て方
EETweets
技術進化の「海図」を持とう、数式シミュレーション活用のススメ
エンジニアのための市場調査入門
編集後記
Googleに対抗する1つの方法
「ビッグデータ」、「M2M」ともに旬なトピックであることに共感される方は多いのではないでしょうか。5 月9 日に東京ビッグサイトで始まった「第1 回 ワイヤレスM2M 展」の特別講演「未来を支えるビッグデータとM2M」を聴講しました。登壇したのは東京大学 先端科学技術研究センターの教授で、新世代M2Mコンソーシアムの会長を務める森川博之氏です。この講演でなるほどと思ったのは、「リアルなデータが、GoogleやAmazonに対抗する軸になる」というメッセージです。
ご存じの通り、両社はインターネット上のさまざまなデータを集めて素晴らしいサービスを提供しています。そうしたバーチャルデータの活用では、日本企業が今から対抗するのは難しいでしょう。でもリアルデータならどうでしょうか? Googleもリアルデータの活用に注目していますが、まだ確固たる優位性は築けていません。森川氏は、「リアルデータの活用という領域では、今からでも同じ土俵で戦える」と訴えます。日本企業がリアルデータ活用で優位に立てるかどうかは、IT 分野だけではなく、エレクトロニクス分野の技術者にも深く関係しているのではないかと感じています。(前川 慎光)
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