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再生エネ分野に役立つ測定器、東陽テクニカがシミュレータと併せて展示TECHNO-FRONTIER 2012 テスト/計測(2/2 ページ)

再生可能エネルギーを効率よく利用するには、不利な環境下でも効率よく動作し、劣化が生じにくい機器を作り上げる必要がある。東陽テクニカは太陽光発電システムや、蓄電池(二次電池)の開発に役立つ計測器やシミュレータを見せた。

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二次電池や非接触充電に向けた計測器も

 「2470シリーズ」は、二次電池の充放電試験用のバッテリーアナライザ(図4)。複数の電池セルを組み合わせた組電池(電池モジュール)の充放電を繰り返し、不具合を検出するために使う。充放電時に組電池全体の内部抵抗だけではなく、個々の電池セルの内部抵抗も同時に測定できる(図5)。二次電池の耐久試験に向き、電流や電圧、温度などでトリガをかけることができるため、特定の電池セルだけに起こった劣化を検出、測定可能だ。


図4 バッテリーアナライザの仕様 20個までの電池セルに対応する。最大100V、200Aまでの充放電に対応可能だ。

図5 バッテリーアナライザを利用している様子 バッテリーセルごとに検出用の端子を接続し、ログをとっている。

 「3260B/3265Bシリーズ」はインダクタンスアナライザ(図6)。例えば非接触充電(ワイヤレス給電)装置の漏れインダクタンスを測定できるため、装置を開発する際の評価に利用できる(図7)。パワーコンディショナー内部のトランスの評価にも役立つという。


図6 インダクタンスアナライザの仕様 2入力を測定できる。測定周波数範囲は、20Hz〜3MHz。

図7 コイルのインダクタンスを測定している様子


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