ニュース
0402サイズのインダクタ、最大インダクタンスは33nH:TDK MLG0402Qシリーズ
TDKは、MLG0402Qシリーズを拡充した。従来品のインダクタンスは最大15nHだったが、今回は18nHから33nHまでの4種類を追加している。
TDKは2012年8月、スマートフォンやフィーチャーフォンなどのモバイル機器、チューナといった用途向けに、同社のインダクタシリーズ「MLG0402Q」を拡充した。今回追加したのは、インダクタンスが18nHから33nHまでの4種類。既存品ではインダクタンスは最大15nHだった。サイズは0.4mm×0.2mm×0.4mm(0402サイズ)で、「このサイズで33nHのインダクタンスは業界最大」(TDK)だという。サンプル価格は15円。まずは月産100万個の規模で量産を開始する。
新たに追加した4品種の定格電流は120〜140mA(最大値)。直流抵抗は1.94〜2.71Ω(標準値)で、100MHzにおけるQ値は3(最小値)である。使用温度は−55〜125℃。
今回の拡充により、MLG0402Qシリーズは、0.2〜33nHのインダクタンス範囲において全55品種のラインアップを取りそろえたことになるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 部品の誤差は何に効くのか?
アナログ信号処理回路では、使用個所によっては、抵抗、コンデンサ、コイルの特性/仕様が直接、システムの特性/精度に影響を及ぼすことがある。また、これらの部品の選択を誤ると、予期せぬトラブルに遭遇するケースもある。 - EMC設計、実際はどんなことをやってるの?
今回は、実際にEMC対策部品を使用して、具体的な対策例を解説する。