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「Cortex-M0」を搭載する「PSoC」、待機時の消費電流は150nACypress PSoC 4

Cypress SemiconductorのプログラマブルSoC「PSoC 4」は、プロセッサコアにARMの「Cortex-M0」を搭載する。待機時の消費電流が150nAと小さく、ストップモードでは消費電流を20nAに抑えることができる。一方で、動作電源電圧範囲は1.71〜5.5Vと広い。

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「PSoC 4」のロゴ

 Cypress Semiconductor(以下、サイプレス)は2013年3月、プログラマブルなSoC(System on Chip)「PSoC」の新シリーズとして、ARMのマイコン用プロセッサコア「Cortex-M0」を搭載する「PSoC 4」を発表した。PSoC 4は、汎用の8ビット/16ビットマイコンからの置き換えを狙っており、モーターのベクトル制御(FOC)や温度センサー、携帯型医療機器などの用途に向ける。製品の供給体制は2013年6月までに発表する予定だ。

 PSoCは、プロセッサコアやメモリに加え、A-D/D-Aコンバータやアンプなどのアナログ機能、タイマーやカウンタなどのデジタル機能、主要なインタフェース機能などを1チップ化したものである。静電容量方式タッチパネルのタッチ検出などに利用できる独自技術「CapSense」の回路を集積していることもPSoCの強みの1つとなっている。

 サイプレスはこれまで、プロセッサコアとして独自の8ビットコア「M8C」を使用した「PSoC 1」や、Intelの8ビットコア「8051」を搭載した「PSoC 3」、ARMの32ビットコア「Cortex-M3」を搭載した「PSoC 5」を展開している。今回発表したPSoC 4は、ARMが8ビット/16ビットマイコンからの置き換えを目指して投入したCortex-M0を搭載した。

 PSoC 4は、待機時の消費電流が150nAと小さく、これまでのPSoCの製品群と同様に、SRAMメモリやプログラマブルロジック、割り込みからのウェイクアップ機能を備えている。さらにストップモードでは、ウェイクアップ機能の保持による高速の再起動に対応しながら、消費電流を20nAに抑えた。一方で、動作電源電圧範囲は幅広く、1.71〜5.5Vに対応している。

「PSoC 4」のアーキテクチャ図
「PSoC 4」のアーキテクチャ図

 PSoC 4の設計環境(IDE)としては「PSoC Creator」を用意している。このIDEには「PSoC Component」と呼ぶ、アナログIP(Intellectual Property)ブロックやデジタルIPブロックが多数用意され、無償で利用することができる。しかも、これらのIPブロックはバーチャルチップとしてアイコン表示されるため、設計者はこの中から必要なアイコンをドラッグアンドドロップするだけで、PSoCの機能設計を行えるという。

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